大規模爆発の現場周辺で、汚水を処理する作業員=19日、中国天津市(共同)
共同通信社

 【北京共同】中国天津市の大規模爆発現場で、国際的に流通が規制される9種の危険物のうち放射性物質などを除く7種類が見つかったことが分かった。中国メディアが20日、国務院(政府)の調査チームメンバーの話として伝えた。

 爆発した倉庫には許可量を大幅に上回る猛毒の化学物質があったことが分かっている。国際的な危険物を集中して保管していたことで、倉庫を所有する「瑞海国際物流公司」のずさんな管理と、チェックできなかった行政当局にあらためて批判が高まりそうだ。