21日、北朝鮮の朝鮮中央テレビが放映した、朝鮮労働党中央軍事委員会の非常拡大会議に臨む北朝鮮の金正恩第1書記ら(聯合ニュースTVから・共同)
共同通信社

 【北京共同】北朝鮮の金正恩第1書記は20日夜、南北間の同日の砲撃を受けて朝鮮労働党中央軍事委員会の非常拡大会議を緊急招集し、21日午後5時(日本時間同5時半)から前線地帯に「準戦時状態」を宣言する朝鮮人民軍最高司令官命令を出した。朝鮮中央通信が21日伝えた。

 これに先立ち軍最高司令部は20日、南北間の同日の砲撃に関する緊急報道文を発表し、韓国に対する砲撃を否定、韓国軍がありもしない砲撃を口実にして36発の砲弾を北朝鮮側に撃ち込んだとして「容認できない軍事的挑発だ」と非難した。北朝鮮側に被害はなかったとしている。