カメラで酔っぱらいを自動判別。JR西日本の新たな酔客対策

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お酒は楽しく。

防犯カメラと言えば、文字通り犯罪者などの不届き者を監視するものというイメージがありますが、JR西日本が挑戦しているのは「人を救う」カメラ。しかもただの人ではなく、酔っぱらいの。

先週12日、JR西日本は、大阪・京橋駅に新しいタイプのカメラ46台を導入したと発表しました。これは「酔っている人を自動的に判別する」機能がついたもので、たとえばフラフラと歩いている、眠りこけている、しばらくじっと動かないなどの乗客を判別し、異常があればただちに駅員さんが急行する仕組みとなっています。

JR西日本はまた、「このカメラはあくまで通常と異なる人の動きを検知するものであり、個人の特定は行わない」とも述べています。


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酔ったまま電車に乗るのは、思っている以上に危険なことです。同社は、2013年4月から1年間に発生した人身事故のうち60%が、酔った客によるものだとしています。

今年の4月には、線路側に向いていたベンチの角度を90度変更するなど、いろいろな酔客対策に挑戦しているJR西日本さん。とってもありがたい話ですが、本当は我々一人ひとりが気をつけなければいけないことですよね。

お酒はいいものですが、自分の身は自分で守る、他人に迷惑をかけない、を肝に銘じて楽しむことにしましょう。


UPDATE(8/21 17:40): トップ画像を差し替えました。

image by Lewis Tse Pui Lung / Shutterstock.com
source: JR West via Wall Street Journal and Popular Science

Bryan Lufkin - Gizmodo US[原文
(渡邊徹則)

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