"ピラニアよりも恐ろしい"人喰い魚「カンディル」 ― たった2時間で白骨化遺体に | ニコニコニュース

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TOCANA

 この夏、キャンプ場などで川遊びを楽しんだ読者もいるのではないだろうか? しかし、もしも日本ではなくブラジルだったら、川に入ること=死を意味する場合があるようだ。今月20日、動画共有サイト「LiveLeak」上に投稿された動画を見れば、そのことがよくお分かりいただけるだろう。

 ブラジル・ロンドニア州ポルト・ヴェーリョの博物館近くを流れる、アマゾン川最大の支流マデイラ川。その濁った水の中から、ダイバーたちが必死の捜索の末に見つけ出したのは、男性の白骨化した遺体だった。もはや肉の一片も残されていないが、一体どれほどの長い間、水中に放置されていたのだろう――? 驚くなかれ、わずか2時間前には男性は生きていたというのだ!!

 動画の解説によると、今月19日の午後、男性はマデイラ川にボートを浮かべて魚釣りをしていたという。すると突然、彼は何らかの理由で川に落ちてしまった。溺れる男性の姿に気づき、目撃者たちは助けを求めて奔走。しかし、いつの間にか彼は川底に引きずり込まれるようにして水面から姿を消してしまったという。すぐさま消防隊が駆けつけ捜索・救助活動が開始されたが、2時間後に白骨化した遺体となり発見されたのだった。現在、遺体は検死に回されているが、男性のハーフパンツが目撃者の証言と一致しているという。

 ではなぜ、わずか2時間で彼は骸骨になってしまったのか? それは最凶の人喰い魚「カンディル」による仕業であると考えられている。南米の熱帯地方に生息するナマズの仲間で、極めて獰猛なカンディルは、アンモニアの成分に反応して人間の尿道や膣から肉を食いちぎる。一度喰らいつけば、手で引き離すことは不可能とされるほど強力な力を持ち、現地で「ピラニアよりも恐ろしい」と囁かれるほどだ。

 今後、アマゾン川付近に足を運ぶ予定のある方は、ピラニアだけではなく「カンディル」にも十分気をつけていただきたい。


※画像は「Wikipedia」より引用