新生レアル、大物獲得ゼロも補強費は現会長体制下で5番目の113億円 | ニコニコニュース

レアル・マドリードのペレス会長(左)とコヴァチッチ(右) [写真]=Real Madrid via Getty Images
サッカーキング

 レアル・マドリードは今夏の移籍市場で移籍金に合計8200万ユーロ(約113億7000万円)を費やした。この金額はフロレンティーノ・ペレス氏がレアル・マドリードの会長に就任して以来13年間で5番目に多い投資額となった。スペイン紙『マルカ』が報じている。

 今夏、ペレス会長はラファエル・ベニテス監督率いる新チームに8200万ユーロを投資した。この金額はベニテス監督招聘にかかった経費を除いたもので、5人の選手獲得に費やされたものである。

 移籍金の内訳は、ブラジル代表DFダニーロに3500万ユーロ(約48億5000万円)、スペイン代表GKキコ・カシージャに600万ユーロ(約8億3000万円)、スペイン人MFルーカス・バスケスに100万ユーロ(約1億3000万円)、ブラジル代表MFカゼミーロの買い戻しに約800万ユーロ(約11億円)、そしてクロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチを獲得するのにかかった3200万ユーロ(約44億6000万円)である。

 昨シーズンはコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス、2013-14シーズンはウェールズ代表MFガレス・ベイルを獲得するなど、ペレス会長はこれまで毎年のように大物選手を獲得してきた。しかし、今夏加入した5選手は優秀とは言えても“ビッグネーム”と言うには十分でない。

 今夏、ペレス会長が唯一獲得できていない選手はマンチェスター・Uのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアである。デ・ヘアの獲得が実現すれば、移籍金の総額は1億ユーロ(約138億円)を超えることになり、ペレス会長がクラブの会長職に就いて以降13年間で4番目に高い投資となる。