マイナビスチューデント

日本のコーヒー消費量は、世界で何番目なのかご存じですか? AGFのHPによると、日本の消費量は世界で4位。これはアメリカ、ブラジル、ドイツに次ぐ順位なんだそうです。そんな世界有数の消費国である日本では、そのまま飲んだり、砂糖を加えて飲んだり、牛乳を加えてコーヒー牛乳にして飲んだりするのが一般的です。では世界の国々では、どんな飲み方をしているのでしょうか。今回は、世界各国の「特徴的なコーヒーの飲み方」を紹介します。

■よく飲む人はたまには変化させるのもアリ?

●「コーヒー・エッグノッグ」(アメリカ)


アメリカで飲まれているコーヒーの一つ。コーヒーに砂糖や牛乳を加え、温めてカップに入れ、そこにかき混ぜた卵黄を加えてさらにかき混ぜます。コーヒーの苦味と卵の濃厚さがほどよくマッチした味で、コーヒーアイスのような感じです。ベトナムにも似たような「エッグコーヒー」があったりするそうです。

●「ルシアンコーヒー」(ロシア)


ロシアやウクライナなどで飲まれているコーヒーです。コーヒーに砂糖とココアを加えたもので、コーヒーの苦味とココアの濃厚なコクが楽しめます。他にも、ロシアではコーヒーにカットしたフルーツを加えて飲むこともあるのだとか。

●「アインシュペンナー」(オーストリア)


コーヒーに泡立てたホイップクリームをたっぷり浮かべるもの。日本でいうところの「ウインナーコーヒー」ですね。日本では普通のコーヒーカップで作りますが、このアインシュペンナーは透明なグラスで作ります。ミルクたっぷりのコーヒーにクリームを載せたりもするそうです。

●「エスプレッソ・ロマーノ」(イタリア)


エスプレッソコーヒーにレモンの果汁を加え、爽やかな酸味と風味を加えたものです。普通のエスプレッソよりも飲みやすく仕上がります。果汁だけでなく、輪切りを浮かべて飲む人が好きにつぶしたりして風味を加減する提供方法もあります。

●「カフェ・ロワイヤル」(フランス)


かのナポレオンが愛したことでも有名なコーヒーです。まずスプーンに載せた角砂糖に、ブランデーを掛けて火を付けます。するとアルコールが飛び、ブランデーの風味だけが残ります。砂糖も焼けて香ばしい香りが出るので、それをコーヒーに加えて飲むのです。青白い炎が実に「シャレオツ」な一杯です。

●「ベトナムコーヒー」(ベトナム)


ベトナムの代表的なコーヒー。ステンレス製のフィルターを使って入れるフランス式のコーヒーに、コンデンスミルクを加えて作ります。このとき、コンデンスミルクは、あらかじめカップに注いでおくのがベトナム流。濃厚な甘さが特徴です。

●「カフェオスト」(フィンランド)


フィンランドやスウェーデンの一部地域で飲まれているコーヒー。作り方はまずコーヒーカップに角切りにしたチーズを敷き詰め、そこに温めたコーヒーを注ぎます。コーヒーを飲みながら中のチーズを食べたり、最後に溶けたチーズをすくって食べたりするそうです。

●「カフェ・ルッツ」(スイス)


スイスで飲まれているコーヒーです。コーヒーに「キルシュ」というサクランボで作る果実酒を加え、その上にホイップクリームを浮かべます。クリームの甘さとコーヒーの苦味、サクランボの風味とアルコールと、さまざまな味が楽しめる一杯です。「スイスコーヒー」とも呼ばれているのだとか。

●「カフェ・シュナップス」(ドイツ)


お酒を加えるコーヒーは世界各地で飲まれています。例えばドイツの「カフェ・シュナップス」も有名です。シュナップスはドイツの果実酒。これをコーヒーに加えて作ります。アルコール度が高いお酒ですが、人気のホットドリンクなんだそうです。

●「アイリッシュコーヒー」(アイルランド)


こちらもお酒を加えるコーヒーの飲み方です。アイリッシュ・ウイスキーに砂糖を加えたコーヒーを混ぜ、その上にホイップクリームを浮かべます。コーヒーというよりも、コーヒー味のカクテルといったところでしょうか。アイルランドのシャノン空港では「本場発祥の味」が楽しめます。

世界各国の「コーヒーの飲み方」を紹介しました。卵を加えたり、チーズを加えたり、日本ではまず見掛けないような飲み方もあったりします。お酒を加えるのも、ちょっと気分を変えたいときなどに良さそうですね。普段たくさんコーヒーを飲むという人は、こうした海外のレシピを参考にしてみてはどうですか? 普段と違う新鮮な気分でコーヒーを楽しめますよ!

データ参考元:AGF 世界と日本のコーヒー豆事情


http://www.agf.co.jp/enjoy/cyclopedia/zatugaku/circumstances.html#Link03

(中田ボンベ@dcp)