国の予算の「内訳」ってどうなっているのかちゃんと知っている? | ニコニコニュース

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皆さんは、日本が一年でどれくらいお金を使うのかご存じですか? 意外といくらなのかちゃんと知っている人は少ないかもしれませんね。また、いくらなのか知っていても、その「内訳」となると、さらに分からない人が多いでしょう。今回は、意外と知らない「日本が一年に使うお金」についてです。

■年々増える社会保障費……

皆さんもよく聞く「国家予算」というのは、日本政府が管理する歳入・歳出計画のことを指します。今年はいくらお金が入り、いくら使いますよ、という見積もりですね。この国家予算は「一般会計」と「特別会計」があります。このうち日本の予算の基本的な規模を示すものとして扱われているのが「一般会計」。ニュースなどでも一般会計の金額が多く報道されています。今回はこの一般会計予算を見てみましょう。

2015年(平成27年)度の一般会計予算は96兆3,420億円です。この金額は当初設定される予算額としては過去最高のものとなりました。では一般会計の歳出、つまり出ていくお金の内訳はどのようになっているのでしょうか。

●2015年(平成27年)度の一般会計予算案・歳出内訳

・社会保障費……31兆5,297億円(32.7%)


・公共事業費……5兆9,711億円(6.2%)
・文教及び科学振興費……5兆3,613億円(5.6%)
・防衛費……4兆9,801億円(5.2%)
・その他……9兆5,133億円(9.9%)
・地方交付税交付金等……15兆5,357億円(16.1%)
・国債費……23兆4,507億円(24.3%)

出ていくお金の内訳はこのようになっています。一番多くお金が使われているのが社会保障費。これは年金や介護、医療に使う「年金医療介護保険給付費」や、「生活保護費」などのことです。また、「その他」というのは、エネルギー対策費や食料安定供給費、経済協力費などがその内訳です。日本はますます高齢化社会となっていますし、年金医療介護保険給付費は今後さらに増えるかもしれませんね。

次は「歳入」、つまり入ってくるお金について見てみましょう。

●2015年(平成27年)度の一般会計予算案・歳入内訳

・租税及び印紙収入……54兆5,250億円(56.6%)


・その他収入……4兆9,540億円(5.1%)
・公債金……36兆8,630億円(38.3%)

歳入はこのようになっています。歳入の大部分を占める「租税及び印紙収入」は54兆5,250億円。この額は2014年(平成26年)度から4.5兆円も増えています。ちなみに「租税及び印紙収入」の内訳は、

・所得税……16兆4,420億円


・消費税……17兆1,120億円
・法人税……10兆9,900億円
・その他(酒税、たばこ税など)……9兆9,810億円

といった形になっています。2015年度は過去の税収の中でも最高水準になっていますが、それでも歳出の総額には遠く及びません。ということで国債を発行することになります。税収が増えているので国債の発行額は前年度よりも減っていますが、日本は他の先進国よりも国債依存度は高いのだそうです。

2015年度の一般会計予算はこうした内訳になっています。内訳を見ることで、国の現状や政府が力を入れているポイントなどが分かります。知っておくと就職活動などでも役立つ可能性もありますし、ぜひ覚えておいてみてください。

参考:財務省「平成27年度一般会計予算(平成27年4月9日成立)の概要」


https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/002.htm

(中田ボンベ@dcp)