仙台市立中1年の男子生徒がいじめを苦に自殺した問題で、当時担任だった40代女性教諭が、男子生徒がいなくなった理由について同じクラスの生徒に「転校した」と説明していたことが23日、学校関係者への取材で分かった。

 当時男子生徒と同じクラスだった同級生によると、昨年秋ごろ、女性教諭がクラスのホームルームで説明したという。同級生は「学校を休みがちで、転校と言われても特に不思議だとは感じなかった。自殺とは知らなかった」と話し、いじめについては「からかわれているのは見たことがあったが、特にいじめとは感じなかった」とした。