日経平均は895円安、今年最大の下げ幅、トヨタやパナソニックなど新安値 | ニコニコニュース

 24日の日経平均株価は前週末比895円15銭安の1万8540円68銭と5日続落して取引を終え、2月以来の安値を付けた。下げ幅は今年最大。日足チャートでは約10カ月ぶりに200日移動平均線を割り込んだ。

 前週末の欧米株安を嫌気した売りが先行し、トヨタ自動車 <7203> やパナソニック <6752> などが年初来安値を更新した。中国・上海総合指数の下落率が8%に達したうえ、ドル・円が1ドル=121円を割り込んだことも重しになり、日経平均は後場も下値を模索。下げ幅は一時900円超を超えた。

 東証業種別株価指数は、全33業種が下落した。三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> など銀行株、三井不動産 <8801> など不動産株が急落。第一生命保険 <8750> など保険株、野村ホールディングス <8604> など証券株も下げがきつかった。JFEホールディングス <5411> など鉄鋼株も安く、子会社の川崎製造所で火災が発生した新日鉄住金 <5401> もさえない。

 半面、外資系証券による投資判断の引き上げが観測されたサッポロホールディングス <2501> は逆行高。田中化学研究所 <4080> は次世代正極材の開発報道を引き続き材料視され、連日でストップ高を付けた。(編集担当:宮川子平)