香川が今季ブンデス初ゴール…ドルトムント、開幕2試合連続で4発完勝 | ニコニコニュース

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　ブンデスリーガ第2節が23日に行われ、インゴルシュタットとMF香川真司が所属するドルトムントが対戦した。香川は開幕から2試合連続での先発出場となり、トップ下で起用されている。

　ドルトムントは開幕戦のボルシアMG戦を4－0の大勝で飾った。20日に行われたヨーロッパリーグ予選プレーオフのオッド戦では、敵地で苦戦を強いられながらもしっかりと白星を持ち帰り、チームの調子は上向いている。この日は前節のスターティングメンバーから2名が入れ替わり、セルビア代表DFネヴェン・スボティッチとドイツ代表DFマティアス・ギンターが先発出場した。一方、昇格組のインゴルシュタットは開幕戦でFW武藤嘉紀が所属するマインツに1－0で勝利を収め、記念すべき1部初白星を挙げた。

　試合は開始早々にドルトムントが決定機を迎える。6分、マッツ・フンメルスが左サイドへ大きく展開すると、エリア内左でマルセル・シュメルツァーが折り返し、ゴール前のマルコ・ロイスがダイレクトシュート。しかし、ここは右ポストの外側に外れ、チャンスを生かせない。続く15分、左サイドを突破したロイスが敵陣深くまでえぐると、マイナスの折り返しをピエール・エメリク・オーバメヤンがダイレクトシュート。しかし、ここも枠の右に外れてしまった。

　直後の17分にはイルカイ・ギュンドアンが中盤からドリブル突破を仕掛け、エリア内左に進入。マイナスの折り返しを送ったが、ここは中央のオーバメヤンと息が合わなかった。18分には香川が中盤右からドリブルで駆け上がり、エリア内右のヘンリク・ムヒタリアンへパスをつなぐ。ムヒタリアンは右足でシュートを狙ったが、ここは枠の左に外れてしまった。

　その後も猛攻を仕掛けるドルトムント。28分、中盤のスボティッチがエリア手前のロイスへパス。ロイスはスルーしてオーバメヤンにボールがわたると、ワンタッチでエリア内右に走りこんだロイスへリターンパスを出す。ロイスはやや角度がないところから右足でシュートを放ったが、ここはゴール前を横切る形で枠を捉えられなかった。

　続く34分、右サイドのギンターがゴール前にパスを送り、ムヒタリアンがワンタッチでエリア内の香川へパス。香川はワントラップから右足シュートを狙ったが、トラップがずれて精度を欠いた。結局、前半はスコアが動くことなく0－0で終了を迎えた。

　なんとか前半を守り切ったインゴルシュタットは、ハーフタイムに負傷したベンヤミン・ヒュブナーを下げて、マルヴィン・マティプを投入した。後半立ち上がりの49分、インゴルシュタットが攻撃の形を作る。右サイドのアルフレッド・モラレスがエリア際までボールを持ち込みヒールパス。これをモリッツ・ハートマンが右足ダイレクトシュート。ボールはゴール左下に飛んだが、ここはGKロマン・ビュルキがなんとか弾きだした。

　ピンチをしのいだドルトムントが遂に均衡を破る。55分、中盤でボールを持ったムヒタリアンがエリア右のギンターへパス。ギンターはエリア内右で切り返すと、左足でゴール左下に流し込んだ。ドルトムントがようやく待望の先制ゴールを奪った。更にたたみ掛けるドルトムント。60分、エリア内左でシュメルツァーがハートマンに倒されてPKを獲得する。これをロイスがゴール左上に決め、リードを広げた。

　一気にリードを広げられたインゴルシュタットがチャンスを作る。62分、ロングボールをマシュー・レッキーがヘディングで落とし、途中出場のステファン・レックスがダイレクトシュート。しかし、ここもGKビュルキの好セーブに阻まれてしまう。

　72分、ドルトムントに決定機。中盤でボールを拾った香川が右サイドのロイスへ展開。エリア内右に進入したロイスがグラウンダーの折り返しを送ると、オーバメヤンがフリーでボールを持ったが、シュートまでに時間がかかり、相手DFのブロックにあってしまった。

　ドルトムントは73分にムヒタリアンを下げてヨナス・ホフマンを、80分にロイスを下げてアドリアン・ラモスを投入した。85分、右サイドのホフマンからパスを受けた香川は、左足で落ち着いてゴール右に流し込んだ。香川は直後の86分にゴンサロ・カストロと代わりピッチを退いている。更に後半アディショナルタイム1分には右サイドのギンターのクロスをオーバメヤンが決めて4点差とする。

　試合はこのまま4－0で終了。ドルトムントが開幕連勝を飾った。香川は86分までプレーしている。

　次節、インゴルシュタットは敵地でアウクスブルクと、ドルトムントはホームでFW原口元気とMF細貝萌が所属するヘルタ・ベルリンと対戦する。

【スコア】

【得点者】