日経平均は733円安で取引終了、一時300円近く急伸も買い続かず | ニコニコニュース

 25日の日経平均株価は前日比733円98銭安の1万7806円70銭と5日続落して取引を終え、2月10日以来の安値を付けた。

 NYダウの大幅安を受けて世界同時株安の流れが継続した。原油安や円高を背景に石油関連株や輸出関連株が売られ、日経平均は朝方に下げ幅を800円近くまで拡大した。下げが一服すると銀行株などを中心に切り返し、前場の終盤に上げ幅を300円近くに広げたが、後場は上海総合指数の連日安やドル・円の伸び悩みなどが警戒されて再びマイナス圏へ沈んだ。

 業種別では、新日鉄住金 <5401> など鉄鋼株や、住友金属鉱山 <5713> など非鉄金属株が下落し、商船三井 <9104> など海運株も軟調。三井物産 <8031> などエネルギー権益を有する商社株も下押した。トヨタ自動車 <7203> など自動車株や、ブリヂストン <5108> などタイヤ株が売られ、キヤノン <7751> などハイテク株も安い。

 半面、個別で、自己株式取得枠の拡大を発表したリズム時計工業 <7769> や、自己株式取得を発表したイトーキ <7972> などが急伸した。返済を猶予されていた融資を前倒しで完済すると報じられたアイフル <8515> もしっかり。(編集担当:宮川子平)