「安倍首相の就任以来だ!」・・・日韓の経済的な相互依存が希薄化=韓国華字メディア | ニコニコニュース

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 韓国メディアの亜洲経済の中国語版は24日、日本と韓国の経済的結びつきが希薄化していると主張し、「2012年に安倍晋三氏が首相に就任して以来、日韓の経済的な相互依存が急激に希薄化した」と論じた。

 記事は、韓国経済研究院が24日に発表した報告書を引用し、直近3年間における「日本の韓国への直接投資」および、「韓国を訪れる日本人旅行客」、さらに「日韓の貿易規模」が明らかな減少傾向にあると論じた。

 続けて、日本の韓国への直接投資額は12年には約45億4000万ドル(約5536億円)だったとしつつも、13年には約26億9000万ドル(約3280億円)となり、14年は約24億9000万ドル(約3036億円)まで減少したと紹介し、韓国経済研究院の関係者の話として、「国家間の直接投資額は、当該国同士の関係に大きな影響を受ける」と指摘。安倍氏が首相に就任して以来、「日韓関係が急激に悪化し、投資が大幅に減少した」と主張した。

 さらに、韓国を訪れる日本人旅行客も12年は約342万人だったが、14年には約217万人にまで落ち込んだと指摘。そのほか、日韓の貿易額も減少しているとし、11年の韓国の対日輸出額は前年比40.8%増だったが、13年は同10.7%減、14年はさらに7.2%減とマイナス成長となったと伝えた。

 また、韓国の日本からの輸入額も同様に減少傾向にあるとし、「韓国の貿易に占める日本の割合は12年から急激に低下している」と主張。記事は安倍晋三氏が首相に就任して以来、日本と韓国の経済的結びつきが希薄化していると主張し、安倍首相を暗に批判した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Mykhaylo Palinchak /123RF.COM)