円下落、120円近辺=リスク回避のドル売り一巡

 【ニューヨーク時事】25日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、中国経済の先行き懸念を背景としたリスク回避のドル売り・円買いが一巡し、1ドル=120円近辺に下落した。午前9時05分現在は119円90銭〜120円00銭と、前日午後5時比1円54銭の大幅な円安・ドル高。

 欧州株や商品相場が軒並み反発したほか、安全資産としての円買いが細り、前日の急激なドル安の巻き戻しが見られた。また、中国人民銀行(中央銀行)がこの日、追加金融緩和を発表したことで、市場のリスク回避姿勢が一部で緩んだ。