山田容疑者、11日都内で職質=車に同乗者、手錠やスタンガンも―中1遺体遺棄事件

 大阪府の中1遺体遺棄事件で、逮捕された契約社員山田浩二容疑者(45)が、今月11日未明に東京都千代田区外神田で軽自動車を運転中に警視庁の職務質問を受けていたことが26日、同庁への取材で分かった。助手席に男性の同乗者が1人いたという。

 警視庁によると、山田容疑者のボストンバッグからスタンガンや手錠、注射器などが見つかった。警察署に任意同行を求め、尿検査を実施したが、薬物反応が出なかったことなどから、事情を聴いた上で帰した。

 11日午前0時15分ごろ、警察官が軽自動車が他府県ナンバーだったことなどを不審に思い、職務質問した。山田容疑者はスタンガンについて「護身用」と説明。すぐに使用できる状況でなかったことなどから、午前3時半ごろに同乗者とともに帰した。

 スタンガンや手錠などの所持品の任意提出には応じなかったという。

 警視庁は「地域の警察官が職務質問し、必要なことは全てやった」とコメントしている。