ドコモが開発した新IMEで、スマホでもタッチタイピングが実現可能に

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優しい文字入力が登場しました。

慣れれば快適なフリック入力。しかし画面に表示されたキーボードを正確にタッチする必要があるため、どうしても画面を「見る」必要があります。一般的には問題ありませんが、視覚にハンディキャップのある方の場合は、凹凸の無いスマホの画面だとキーの正確な位置が把握できないため、ちょっと難しいのかもしれません。


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ドコモが開発したスマホ向けの新文字入力アプリ「Move&Flick」は、この問題を解決しました。

Move&Flickは、キーボードという概念が無いフリック入力アプリ(日本語入力IME)です。文字入力スペースのどこからでもタッチして文字入力を開始でき、指を動かす方向によって入力する文字を選ぶことができます。

これは実際に動画で見たほうがわかりやすいので、Android版ですが以下動画をどうぞ。



読み上げにも対応しているので、自分が今どんな文字を選んでいるのか? どんな変換をしているのか?が確認できるのも便利ですよね。

既存のフリック入力と同じく、使いこなすには「慣れ」が必要。またスマホの画面が視認できる場合であれば、やはり通常のフリックキーボードのほうが速く入力できるのかもしれません。しかし、この文字入力アプリは速度ではなく、スマホでもタッチタイピングが実現できる。というその部分にこそ大きな意味があるのだと思います。

この優しい文字入力アプリMove&Flickは、iOS8.1以降のデバイスで利用できます。なお、ストアでのアプリ情報に「ご利用方法」として設定方法が記載されています。さっくりと言うならば、キーボードを追加後、キーボードの設定画面で「フルアクセスを許可」に設定しないと正常に動きません。

上手く動かない…、という方はアプリの説明を再度ご確認くださいませ。


source: ドコモAppStore

(小暮ひさのり)