【ニューヨーク時事】ニューヨーク連銀のダドリー総裁は２６日、ニューヨーク市内で記者会見し、連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）が模索する９月の利上げについて、中国経済の減速に端を発した国際金融市場の動揺などを踏まえ、「数週間前に比べて可能性は低くなった」と述べた。一方で、年内利上げについてはあり得るとの立場を維持した。
ダドリー総裁は利上げの判断について、国内外の「経済指標次第だ」と改めて強調。ただ、商品市況の悪化による低インフレや、株式市場の急落に伴う家計支出の減少など利上げに対するリスクを指摘した。