販売した清涼飲料水にカビが混入していたとして、岡山県は27日、ミネラルウオーターの製造販売会社「そらり」(同県総社市)に対し、製品約2400本の回収命令を出したと発表した。また、同社が無許可で営業していたとして、食品衛生法(営業許可)違反の疑いで同日までに県警に告発した。健康被害は確認されていない。

 県生活衛生課によると、カビの混入が見つかったのは同社が昨年11月19日に総社市の工場で製造した500ミリペットボトル入りのミネラルウオーター「そらり」。岡山県の他、大阪府や広島県のスーパーなどで販売されたという。県が大阪府からの通報を受け調査したところ、未開封の製品にカビの混入が確認されたため、同日製造された約2400本の回収を命じた。