向井理が期待!「S−最後の警官−」スピンオフはある? | ニコニコニュース

スピンオフ企画も期待します! - 写真:高野広美
シネマトゥデイ

 人気を博した連続ドラマの映画版『S−最後の警官−奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』で、凶悪犯でも殺さずに確保する警察庁直轄の特殊部隊NPSの隊員を演じた向井理が、早くも次への期待を熱く語った。

向井理が試されている?デリケートな役づくり

 作品は、2014年の連続ドラマ開始と同時に映画化も発表されていた「S−最後の警官−」。撮影はドラマ終了からほぼ1年後に行われたが、向井にとっては「(衣装の)アサルトスーツを着たら、勝手に(主人公の)一號になっていました」というほど違和感がなかった。狭いタンカーの中での派手なアクションや、空撮の多い撮影で体力的には大変だったというが、「とても信頼関係ができているチーム。このチームがすごく好きなので、また一緒に仕事がしたいです」と力説した。特に、綾野剛演じる狙撃手・蘇我とは語らずとも通じ合える関係を培っている分、映画での共演シーンは多くないのだが、「原作コミックの連載はまだ続いていますし、蘇我がメインの話もあるので」と、期待に満ちた表情でほほ笑んだ。

 また映画では、プルトニウムを搭載した輸送船が強奪されるという未曽有の大事件が勃発しているため、ヒロイン・ゆづる(吹石一恵)と家族とのシーンや、NPSメンバーの私生活の描写も少なめだったことについては、「スピンオフ的なものはいくらでも想像できます」と、「続編」に意欲満々だった。

 NPS所属の狙撃手・イルマ役の新垣結衣以外、「みんな30歳オーバー、しかも男ばっかり。これからどんどん老けていくので(笑)、今やれる限りのことをやろうと頑張りました。集大成になったと思います」と、本作に全力で向き合ったことを明かす向井。「男くさいところは女性から見るとちょっとうっとうしいかもしれませんが(笑)、大切なもののために一生懸命戦う人たちの後姿は誰が見てもカッコいいと思います。ぜひ映画館という非日常の世界で観てください」と、自信を見せた。(取材・文:早川あゆみ)

映画『S−最後の警官−奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』は8月29日より全国公開