新事実!炭水化物抜きより「アレを抜いた方が痩せる」…米実験で判明 | ニコニコニュース

美レンジャー

炭水化物は大きなエネルギー源のひとつで、これを摂取しないと体内の脂肪が燃焼されやすくなる。そう信じて、ご飯やパスタ、パンなどの炭水化物を我慢しているという方もいるでしょう。

でも炭水化物を抜いた食事よりももっと体脂肪が減りやすいのは、脂肪を抜いたメニューであることがアメリカの研究で分かったと言います。その差はなんと約1.7倍。今後のダイエットを考えるうえで、この事実を確かめておかないわけにはいきません。

炭水化物より脂肪を食事で減らす方がダイエット効果大

アメリカ国立衛生研究所の研究員たちが、肥満と診断されBMI値が平均35.9の男女19人について行った実験についてご紹介しましょう。

彼らには炭水化物を減らしてカロリーを30%カットした料理を2週間にわたって食べてもらい、体内の脂肪量にどのくらいの変化があったかを調べました。実験期間中は毎日1時間の運動を実施しています。さらに脂肪を減らしてカロリーを30%カットした料理を食べる実験も、同様に2週間にわたって行い変化を観察しました。

その結果、炭水化物を減らした食事を摂ったときに減少した体脂肪は一日53gだったのに、脂肪を減らした食事を摂った場合は一日89gと、体脂肪の減り方に約1.7倍もの差がでたのです。

長期のダイエットでも同じ結果になる!?

ただし、この内容を発表した研究員たちは「本実験は短期間で少人数で行っているため、さらなる研究が必要である」と述べ、さらに長期間同実験を行った場合には、炭水化物か脂肪を食事から減らした場合でも似たような結果になると予想しています。

つまり、短期間のダイエットであるならば炭水化物よりも脂肪を食事から減らした方が、体脂肪を効率的に燃焼させることができるけれど、長期間のダイエットであればその効果はおそらく同じようになると考えられるということです。

なお、過度に炭水化物を抜いた食事では、体重と同時に筋肉量も落ちてしまい健康的でないと警告する専門家もおり、栄養のバランスを考えた食事がやはり体には大切であると言えるでしょう。

炭水化物については、たとえば朝食では炭水化物をしっかり摂って、夕食では炭水化物を少な目にする。脂肪については、肉を食べるときに脂身をよけたり、ドレッシングは油分の多いものではなくノンオイルを選ぶ。

といった具合に、体を動かす前の食事には炭水化物を摂っても夕食では炭水化物を控え、脂肪については気づいたときに避けるというスタンスで、ダイエット中の食事を考えていくのはどうでしょうか?

健康的に理想の体型に近づくのなら、やはりバランスが大事ですよね。

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【参考】

Calorie for Calorie, Dietary Fat Restriction Results in More Body Fat Loss than Carbohydrate Restriction in People with Obesity – Cell Metabolism

Low-fat diet results in more fat loss than low-carb diet in humans – Science Daily