気象庁は27日、鹿児島市・桜島の噴火警戒レベルを9月1日にも、4(避難準備)から3(入山規制)へ引き下げる方向で最終調整に入った。マグマが火口近くに上昇する兆候がなく、火山性地震も減少しており、大規模噴火の可能性は低下したと判断した。今後の活動状況を見極めた上で正式決定する。

 ただ、山体が膨張している状態に変わりはなく、気象庁は今後も警戒を続ける。

 桜島は15日に火山性地震が急増、急激な山体膨張を示す地殻変動も観測され、警戒レベルが3から4に引き上げられた。

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