「ピザ、すた丼、あずきバー…」“ほぼ妖怪”水木しげる93歳の食生活が完全に若者だった件 | ニコニコニュース

水木プロダクション公式サイト「げげげ通信」公式Twitter(@mizukipro)より。
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『ゲゲゲの鬼太郎』や『悪魔くん』など、長きにわたり日本のマンガ界を支えてきた水木しげる氏。今年93歳を迎えた同氏だが、その健在ぶりをいかんなく発揮した食生活が話題を呼んでいる。

 1922年に生まれ、鳥取県境港市に育った水木氏。高等小学校卒業後、画家を目指し大阪へ出るも、やがて徴兵年齢に達し、太平洋戦争へ。激戦地であるラバウルに出征、爆撃を受け左腕を失ってしまう。しかし復員後、紙芝居画家となり、その後貸本漫画家に転向。『悪魔くん』『河童の三平』『ゲゲゲの鬼太郎』など、多くのヒット作を世に輩出。中でも、『ゲゲゲの鬼太郎』は“妖怪マンガの金字塔”として多くのファンに愛され、東京都調布市に鬼太郎茶屋が作られたり、JR境線で鬼太郎列車が運行されたりと、いまなお愛され続けている作品だ。

 また、水木氏が与えた影響はマンガ界だけにとどまらず、作家・京極夏彦氏や宮部みゆき氏、学者・研究家・評論家といったさまざまな顔を持つ荒俣宏氏など、著名人にも多くのファンがいる。

 そんな水木氏だが、水木プロダクション公式サイト「げげげ通信」公式アカウント(@mizukipro)から投稿される食生活が「若すぎるだろ!」と話題を集めている。例えば、今年3月8日の水木氏93歳の誕生日では、タウンページくらいの大きさのケーキを美味しそうに食べる写真が投稿されている。また翌4月には、宅配ピザのチラシを見つけるや「すぐに注文しろ!」と言い放ったらしく、ピザとポテトを食す様子が投稿された。他にも、ハンバーグや「伝説のすた丼屋」のすた丼、あずきバーを食べたりと、食生活が見事に若者である。

 水木氏の食生活を知ったファンからは、「生命力が強いから、何でも食えるんだよ」「まだまだお元気そうで何より」「よく寝てよく食べる。当たり前のことだが、幸せそうだ」など、元気な同氏に大喜び。しかし中には、「あずきバー食って歯は大丈夫なのか」「歳取ると野菜が消化できないのか、肉や炭水化物ばかり取るようになる」と、体を心配するファンもいる。

 ただ、「水木さんこそ妖怪……」といった声が上がるように、歳を重ねてもまだまだ健在な様子にファンも一安心のようだ。これからも好きなものを好きなだけ食べ、ファンを喜ぶ作品を生み出し続けてほしい。