【ディズニーアイテム】ツイッターでの商品化希望も大歓迎! “キャラディネート”を生み出すパニカム社長インタビュー | ニコニコニュース

ウレぴあ総研

突然ですが、8月28日「キャラディネート」の日をご存知でしょうか。

【写真18枚】グレイスのキャラディネートでトータルコーデ フォトギャラリー

この「キャラディネート」という言葉、最近ファッション雑誌などでよく目にしませんか?

服の柄などにキャラクターを取り入れたファッションのことなのですが、実は株式会社グレイスというキャラクターアパレルの老舗メーカーが作り出した言葉なのです。

今回は、今ホットな新語「キャラディネート」について、そして魅力的なキャラクター商品を生み出すグレイス、そして自社ブランドパニカムについて、塚越克美社長にインタビューをしてきました!

グレイスってどんな会社?

-まず、グレイスはどんなことをしている会社なんですか?

「グレイスは、ディズニーキャラクターのエプロンを企画する事業から始まったんですよ。

設立は1976年、東京ディズニーリゾートが出来たのが1983年なので、ディズニーランドが出来る前からディズニーのエプロンを企画・製造・販売していました。

その後、東京ディズニーランドがオープンしてからは、ディズニーキャラクターのパジャマやシャツなど主に子供向けの商品の開発も始めました。」

-現在は主に大人向けの商品を展開していますが、それはいつ頃からなのでしょうか?

「大きな転機は2003年頃。

その頃から、大人のアパレル商品に力を入れてやりだしたんですよ。

そのときにはディズニーだけじゃなくて、スヌーピーとかいろんなキャラクターの商品を展開していました。

最近は特におしゃれなブランドとグレイスがコラボレーションして、いろんなお店でディズニーやスヌーピーのアイテムを販売するということをやっています。」

大人向けキャラクターファッションの先駆者

-子供服から大人向けアパレルへの転向のきっかけは何でしょうか?

「簡単に言うと、昔はキャラクター=子供服っていうカルチャーだったんですよ。

たとえば、セーラームーンとかスーパー戦隊シリーズとか…その中に、ディズニーの商品もカテゴライズされていた。

だけど、我々ファッションの会社の立場からすると、子供服だと、おしゃれにする限界があるというか。

子供は自分で洋服も買わないし。大人が自分で着たくなって選んで楽しめる商品をキャラクターアパレルで実現したいっていう思いで、大人向けの商品開発を始めました。

市場が求めたというよりは、我々がそこに挑戦した、というのがきっかけです。」

-ファッションの作り手としての思いがあって、大人向けの商品を始めたということですね。

「そうですね。

今は渋谷109にキャラクターの商品が結構いっぱい入っていますが、一番最初に入れはじめたのがうちで。2002年のことなんですけれど。

それ以前、ブランドがオリジナルでディズニーキャラクターを使ったデザインを共同開発するとかそういう発想ってほとんどなかったんですね。ゼロでした。

ですが、我々が若い女性におしゃれな服を着てほしいと考えた時に、当時やっぱり渋谷109がファッションビルの中で1番とんがっていた。

ああいうビルにおしゃれなキャラクターの商品があったら絶対にみんなに支持されるだろうなと思って、営業をかけて。

それが実を結んで実現したということですね。」

新たなカルチャー「キャラディネート」とは

注目の「キャラディネート」とは?

-今回「キャラディネート」という言葉に注目して取材に伺ったのですが、「キャラディネート」とはどういう意味なのでしょう?

「キャラクターとコーディネートの造語ですね。やっぱりキャラクターっていうと、子供服から大人のアパレルにも進出したんですけれども、まだまだTシャツが主流で。

Tシャツとジーパンとか、Tシャツと花柄のスカートとか、そういう組み合わせで。キャラクターで2点3点組み合わせるっていうカルチャーがまだまだ無いので、その普及のためにわかりやすい言葉が必要だということで。

キャラクターのコーディネートだからキャラディネートがいいんじゃないの? というすごくシンプルな発想で生まれた言葉です。

やっぱり、キーワードがあると「キャラディネートしようよ」とか、「あの子のキャラディネート可愛いね」とかカルチャーとして広がっていく。

カルチャーだから、洋服だけじゃなくてもいいんですよ。

たとえば、お友達とランチに出かけるときに、ランチトートとヘアアクセサリーをキャラクターにしてキャラディネートでもいいですし。

着てる物はキャラクターのものではないんだけど、ベッドカバーやシーツをキャラクターにして、お部屋のキャラディネートでもいいし。

そういう風にカルチャーを創っていきたいという思いでこの言葉が生まれました。」

-確かに「キャラディネート」という言葉の言いやすさは絶妙ですね。この言葉はどなたが考えたんですか?

「僕です。普通にありそうだと思ったんですが、無かったんですよね。」

-思いついたきっかけは何でしょうか?

「営業がキャラクター商品で1番売りやすいのってTシャツなんですよ。

だから一生懸命売ろうとするんですけど。でも僕はそんなみんなに売れる物はあんまり売ってほしくなくて。

たとえば、すごくショートパンツが流行ってるとして、そしたらそのショートパンツをキャラクターでおしゃれにできるのかとか。そういうことをできないかなと思って。

それで思いついたのが、Tャツと一緒にボトムとかシューズとか、キャラクターのコーディネートで企画しなさいよ、と。

その「キャラクターのコーディネート」からキャラディネートという言葉が生まれました。」

ファンの声に応えてホセパン、クラリス、マックスも実現!

-キャラディネートという言葉から、今後どのような展開があるのでしょうか?

「うちの展示会だと、トルソーに着せて全身のコーディネートをしてるんですけど、やっぱり出るのはTシャツばかりでボトムとかはなかなか決まらない。

そこで、みんながその全身コーディネートをいいなと思うにはまず文化をつくることだなと。

たとえばプリクラとか。

友達と一緒に写真をとるというのは昔からあったと思うんですけど、それを手軽にしてさらにデコレーションしたりして、共有するという。これもカルチャーじゃないですか。

プリクラはそういうカルチャーを作りたい人が生み出したと思う。

うちの会社って、キャラクターがすべてなんですよ。それ以外のブランドとかは持っていない。

そういう会社がどうしたらいいかっていうと、やっぱりキャラクターの文化を広げていくしかないんですよね。

そこで、Tシャツだけじゃなく、トータルでのキャラクターコーディネート=キャラディネートを文化として広げたいんです。」

-ブランドをもたないからこそ、トレンドをすぐに取り入れられるという強みもありますよね。

「そうですね。だからグレイスのキャラディネートではなく、ディズニーキャラクターのファッションを面白くしていきたいなという思いです。」

パニカムでは、Twitterでの商品化希望の直訴も大歓迎!

-自社で展開されているパニカムですが、商品化するキャラクターを選ぶ基準などはありますか?

「これはすごくシンプルで、ファンがいて、人気があるのに、なかなか商品化できない商品って沢山あるんですよね。

うちの商品だと3人の騎士。

ディズニーランドにいけば、グリーティングもやっているし、ファンもいるんですよ。

でも、それをブランドなどにやりましょうよといっても「えーやっぱりディズニーといえばミッキーだしミニーだし…それに比べたら売れないよね」みたいな感じになっていくわけですよ。

そうすると効率化の問題で、はじかれてしまう。

たとえば、1万人には売れないけど、100人ほしい人がいたらその100人に提供しないと、キャラクターのファッションという文化は広がっていかないんですよ。

逆に、その100人が着用して、それがおしゃれだったら、もっと広がっていく。なので、そういったキャラクターのファンにファッションを楽しんでほしいという思いで、なかなか商品化されないキャラクターのアイテムを作っています。

喜んでもらわないと続かないんですよ。ほしい人が喜んでくれると自然にかえってくる。そういう考えでパニカムをやっています。」

-いままでで、これはファンに届いたぞ! という手応えがあったキャラクターは何ですか?

「ディズニーだと3人の騎士とクラリスですね。あとマックス。

マックスはタカラトミーアーツさんから、ビーンズコレクションというぬいぐるみの中で一番人気だと聞いたんですね。

しかし、うちの商品にはマックスがない。

社内で売れるんですか? という声がありましたが、売れるかではなく、ほしい人に届けるんだという気持ちで商品化しました。

そうしたら、ほしい人が沢山いたから、社内でも驚いたくらい売れたんです。

クラリスも同じ。東京ディズニーランドでクラリスを見たとき、可愛いのにうちの商品にはない! と。

3人の騎士も同じで、なかなか使えるアートなどがなかったのですが、時間をかけてグラフィックを作成し、商品化しました。」

フェロギデも登場! Twitterでの直訴大歓迎!

-最近リリースされたキャラクターはどうでしょうか?

「最近はピノキオのファウルフェローやギデオンの商品も出していますね。パニカムの店頭で、スタッフが聞いたお客様の声も反映しています。僕もtwitterをやっているので、そこにリクエストがきたら、企画スタッフにすぐ伝えていますよ。」

-そういった直接の要望は歓迎なんですか?

「歓迎ですよ! 仕事の合間にやっているので、すぐにお返事はできないかもしれませんが、かならずお返事しますし、商品化できるように努力します。」

-ファンとしてはすごくありがたいです。

「それをいったらこちらこそありがたいですよ! 普通だったらこちらが調査しなければならないことを言ってきてくださるわけですから!」

今後の展望は?

-これからディズニー関連でやりたい商品などはありますか?

「個人的にすごくスターウォーズが好きで、自分が着られるものがほしかったんですね。

そこで実現したのは、今度共同開発でスターウォーズの裏地をつかったスーツが出ます。

たとえば、大事な会議の時など、好きなキャラクターを身につけて挑んだり、そういうライフスタイルを提案できる商品を作って行きたいです。」

-今後、キャラディネートという文化がどう成長していってほしいですか?

「ショールームが7月にオープンしたんですがLife with charadinateという名前で。

生活に溶け込んだキャラクター商品を提供していきたいです。

キャラクターショップではなく、服だけでなく、文具や家具など、ここにいけばおしゃれなキャラクターの商品が全部そろう、そんな空間を作っていきたいなと思っています。」

ディズニーファンだけでなく、ファッションに敏感な層からも支持を集めるキャラディネート。

その裏側には、キャラクターとアパレル、その両方に惜しみなく愛を注ぐ会社がありました。

どんどん広がっていくキャラディネートの世界にこれからも注目です。