東京都内のJR施設で相次いだ不審火で、JR東日本の品川変電所(品川区)で23日にぼやがあった時間帯に、火の付いた物を金網越しに投げ込む男が目撃されていたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。付近の防犯カメラには、現場近くから自転車で立ち去る30代ぐらいの男の姿が写っており、警視庁が関連を調べている。

 捜査関係者によると、ぼやは23日午後8時ごろに発生。警察に通報した男性は「火の付いた物を敷地内に投げ込む男を見た」との内容を話したという。周囲は金網で囲われており、火の気はなかったが、焦げた跡のあるペットボトルとティッシュペーパーが現場で見つかった。