昆虫の正体はエイリアンだった!? いま大注目の「昆虫宇宙起源説」を徹底解説!! | ニコニコニュース

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TOCANA

 あなたは昆虫が好きだろうか? おそらく「子どもの頃は網を持って採集を楽しむこともあったが、大人になると不気味で怖くなった」という読者が多いのではないだろうか? 魔女である筆者も、昆虫を黒魔術の生け贄に用いることはあっても、素手で触るのは恐ろしい。では、なぜ人間は自らの体より遥かに小さな昆虫を怖がるのか?

 実は、「昆虫は元々地球上の生物ではなく、誰かによって地球に持ち込まれた人類を脅かすエイリアンなのだ」という説がある。これを聞いた読者の大半は「何を頭のおかしな事を、『テラフォーマーズ』の見すぎでしょ」などと思ったことだろう。しかし、これは決して単なるトンデモ説などではなく、最近になって同様の主張を繰り広げる専門家が現れるなど、無視することのできない説となりつつあるのだ。

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■「ミッシングリンク」の謎

 昆虫の進化の過程には実に謎が多い。従来の学説によると、その起源は3億7千万年前の「デポン記」に出現した、シンプルな芋虫のような「トビムシ」だと考えられていた。その体長はわずか3mmで、世界中のどこにでも生息していたという。

 しかし、トビムシの次の昆虫が現れるのはそれから7000万年後のことで、この時期に突然、たくさんの種類の昆虫が大量に出現したのである。しかも羽を持っていたり、硬い殻を持っていたりと、多種多様な形態かつ複雑な生態系を持っていて、トビムシとは似ても似つかない種ばかりだったのだ。さらに奇妙なことに、昆虫の表皮は「クチクラ(角皮)」という物質でできているため、化石化しやすいはずなのだが、この7,000万年の間にトビムシとほかの昆虫をつなぐ化石がまったく発見されていないのだ。この空白期間が昆虫の「ミッシングリンク」と呼ばれるもので、未だに解明されていない大きな謎となっているのだ。


■「昆虫宇宙起源説」とは!?

 そして、この説に対抗するのが、「昆虫宇宙起源説」だ。これは地球の生態系が確立されつつあった古代のある時期に、隕石か宇宙人かは不明だが、何かによって地球に持ち込まれた別の惑星由来の生物の卵から生まれた原始昆虫が、この星の環境に適応して進化したものが現在の昆虫類だ、とする説だ。

 つまり、前述の「ミッシングリンク」という概念自体、そもそも意味を成さないことになるわけだが、この「昆虫宇宙起源説」によって、突然地球上に昆虫が大量発生したという現象の辻褄が合うのだ。


■昆虫は、こんなにも奇妙だ

 さて、昆虫はこの地球上に生息する他の生物と比べても、極めて特殊な性質を持っている。以下にそれらを列挙していこう。

① 体の構造
 人間を含む全ての脊椎動物(甲殻類除く)は、1本の背骨の周りに骨格を作り、筋肉や内臓を保持しているが、昆虫だけは外側を固い殻で覆うことで骨格を兼ね、内臓をその中に納めている。また、目の構成も、脊椎動物は2つの目により光・形・色を見分けるが、昆虫は単眼と複眼を持つ。また、呼吸口が足にある種も存在する。

② 変態
 一部の昆虫の成長過程で、幼虫がサナギになって羽化するといった「変態」が見られるが、このような成長過程をとげる生物は、ほかに地球上に存在しない。

③ 異常な生命力
 昆虫は地球上のほかの生物と比べて異常な生命力を持つ種が多い。恐竜は氷河期に絶滅したが、昆虫が種を維持できたのはその生命力に依るものだ。また、昆虫は特殊な生命維持システムを持つ。例えば、ゴキブリやカマキリは運動中枢が胸部にあるため、頭部を切っても体がしばらく動く。さらに、2体のゴキブリの頭部と体をバラして、交換してくっつけると、しばらく生きていたという実験結果もあるようだ。しかも、ゴキブリは危険を察知する時はIQが340を越えるという指摘もある。実に恐るべき生物だ。


 このように、昆虫は地球上の他の生物と比べ、地球外生命体だと考えてもおかしくないほど奇妙な特徴を数多く具えている。しかも、彼らの顔を拡大してみると、どことなく宇宙人「グレイ」を思わせる風貌もあり......。もしも「昆虫宇宙起源説」が正しいとすれば、どのような経緯で地球に持ち込まれたというのだろう? もしかしたら、昆虫の謎を追うことはUFOや宇宙人の謎を追うことと同義かも知れないのだ。

(文=深月ユリア)


※画像は「Wikipedia」より引用