31日午後4時35分ごろ、愛知県稲沢市平和町の明喜寺から、「別の寺の住職が血だらけになっている」と110番があった。県警稲沢署員が駆け付けると、名古屋市西区の住職の男性(57)が頭を切られて倒れており、近くにいた僧侶が包丁で切り付けたと認めたため、殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。

 同署によると、逮捕されたのは明喜寺の僧侶、大野賢了容疑者(54)。切られた住職は病院に運ばれたが、命に別条はない。住職は以前から明喜寺を訪れることがあり、現場からは包丁2本が見つかった。