“Play,Doujin!”プロジェクトに“DXライブラリ”の山田巧氏が参加 プレイステーションプラットフォーム対応版の開発を提案 | ニコニコニュース

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●プレイステーション向けの新規タイトル開発もより容易に

 メディアスケープは、個人およびサークル向けプレイステ―ションプラットフォーム用ソフトウェア開発・販売のプロジェクト“Play,Doujin!”に、PC用ゲーム製作ライブラリ“DXライブラリ”の作者、山田巧氏が参加することを発表した。

 山田氏は“DXライブラリ”のプレイステーションプラットフォーム対応版の開発を提案しており、同ライブラリを“Play,Doujin!”プロジェクト内で利用できるよう、連携して鋭意開発・検証を行っている。

 以下、リリースより。

【画像1点】「“Play,Doujin!”プロジェクトに“DXライブラリ”の山田巧氏が参加 プレイステーションプラットフォーム対応版の開発を提案」をファミ通.comで読む(※画像などが全てある完全版です)

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「Play,Doujin!」プロジェクトに「DXライブラリ」の山田 巧氏が参加


~PlayStation用「DXライブラリ」互換レイヤーの開発へ、PCからの移植、新規開発にも貢献~

 メディアスケープ株式会社(東京都台東区・代表取締役:江崎 望)は9月1日、同社が進行する「Play,Doujin!」プロジェクトに、「DXライブラリ」の作者、山田 巧氏が参加することを発表いたします。山田氏には「DXライブラリ」の PlayStationプラットフォーム対応版の開発をご提案頂いており、同ライブラリを「Play,Doujin!」プロジェクト内で利用できるよう、連携して鋭意開発・検証を行って頂いております。

 「DXライブラリ」はPC用の総合的なゲーム開発用ライブラリであり、2001年に初版公開後、多くの同人ゲーム、自作ゲームに採用されております。本ライブラリの導入により、東方 Project のファンゲームに限らない、オリジナルタイトルも含めた「DXライブラリ」使用タイトルの PlayStationプラットフォームへの参加を容易にするだけでなく、PlayStationに新規タイトルを開発することもより容易になります。

 PlayStationプラットフォーム用「DXライブラリ」は、「Play,Doujin!」プロジェクト参加サークルであればロイヤリティフリーで使用可能です。

 「Play,Doujin!」プロジェクトは単にパブリッシュを行うのみならず、ライブラリの整備など開発環境の充実を通じて、さらに多種多様で個性豊かな個人制作ゲームの数々をPlayStationプラットフォーム上で展開してまいります。

「Play,Doujin!」プロジェクトについて

 「Play,Doujin!」は、メディアスケープ株式会社が実施している個人およびサークル向け PlayStationプラットフォーム用ソフトウェア開発・販売のプロジェクトです。メディアスケープが代表となって各種手続きを実施することで、これまで個人では参入できなかった PlayStationプラットフォームに、「Play,Doujin!」プロジェクトを通じて参加できるようになります。

 また、ファンによる二次創作の大きな広がりが特徴の人気同人ゲームシリーズ「東方Project」の原作者ZUN氏のご協力のもと、「東方Project」のファンゲームが「Play,Doujin!」からパブリッシュできるようになっています。家庭用ゲーム機で東方 Project のファンゲームが遊べるのは、史上初の試みです。

「Play,Doujin!」参加表明済みサークル (サークル名よみ50音順、2015年9月1日現在)


AQUA STYLE
あんかけスパ
苺坊主
CUBETYPE
DXライブラリ開発室
ですのや☆
領域 ZERO

DXライブラリ(PC版)について

 DXライブラリとは、DirectX を使った Windows ソフトの開発に必ず付いて回る DirectX


や Windows 関連のプログラムを使い易くまとめた形で利用できるようにしたC++言語
用のゲームライブラリです。(使用する際はC言語の知識だけで大丈夫です)
 これによってプログラマーはゲームの本質的なプログラムに専念することが出来ます。かなり本格的なソフト制作からお遊び程度のミニゲーム制作まで幅広くカバーしています!
「DXライブラリ置き場」の説明を引用)

 PC版DXライブラリでは、


・2Dグラフィックス機能(特殊効果・文字表示などを含む)
・3Dグラフィックス機能
・サウンド再生機能(ループ再生などを含む)
・ムービー再生機能
・ジョイスティック入力、タッチパネル入力、キーボード入力
・通信機能
・その他ゲーム製作において頻出の関数など
がサポートされており、様々なジャンルのゲーム製作に必要な機能の殆どをこのライブラリ単体で賄うことが可能です。また、いずれの機能も初心者でも簡単に使用できるように配慮されております。マニュアル・サンプルプログラムも整っているため順を追って習熟していくことが可能です。

 本ライブラリは無償で提供されており、たくさんの自作ゲーム・同人ゲームに採用されています。PlayStationプラットフォームにおいても、PCの資産を活かした開発ができるようにいたします。現在、PlayStation Vita用DXライブラリの作業が進行中です。PlayStation4用についても追って作業を開始していただく予定となっています。

「DXライブラリ」作者 山田 巧さんによる「PlayStation4、PlayStation Vita用 DX ライブラリについて」説明


(同一の文章が9月1日より、Webサイト「DXライブラリ置き場」内のページに掲載されています。)

概要


 PS4 , PS Vita 用のDXライブラリを作成しました。
(2015年9月1日時点では PS Vita 用のみしかないので正しくは「PS Vita 用のDXライ
ブラリを作成しました、PS4 用のDXライブラリも作成予定です」ですが…)
 これを使用すると Windows 用ソフトのプログラム開発と同様に PS4 や PS Vita で
もゲームの本質的なプログラムに専念することができます。
(LoadGraph や DrawGraph, PlaySoundMemなどのWindows環境に依存していない関数・機能は Windows版と全く同じように使用することができます(対応ファイルフォーマットも同じく) )

使用方法


 とはいえ、PS4やPS Vita用ソフトの開発は株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントと契約をしなければできませんので、Windows 用ソフトのように開発環境とDXライブラリをダウンロードしてすぐに開発、というわけにはいけません。
 現在、同人ゲームを PlayStationプラットフォーム向けに販売する「Play,Doujin!」プ
ロジェクトという企画が存在していて、 2015年8月31日現在で同人ソフトを二作品
PlayStationプラットフォーム用ソフトとして販売しています。
 「Play,Doujin!」プロジェクトに参加することで PlayStationプラットフォーム用のソフトを開発することができるのですが、 その際に PS4 , PS Vita用のDXライブラリを使用していただくことができます。
 希望すれば誰でも参加できるというわけではありませんが、とりあえず
・PlayStationプラットフォーム用の新規タイトルをDXライブラリを使用して開発し
たい方
・既に完成しているDXライブラリを使用した Windows 用のゲームソフトがあって、それを PlayStationプラットフォームで販売したい方は、「Play,Doujin!」プロジェクトへの参加を検討してみてください。PS4 , PS Vita 用DXライブラリに関するお問い合わせについて「PS4 , PS Vita用DXライブラリ」も Windows 用のDXライブラリと同様に無償で提供していますが、 DXライブラリ管理人はメディアスケープ株式会社と契約して「PS4 , PS Vita用DXライブラリ」を開発していますので、 「PS4 , PS Vita用DXライブラリ」についてのお問い合わせはメディアスケープ株式会社にお願いします。

PS4 , PS Vita 用DXライブラリ作成の経緯


 2014年末に「Play,Doujin!」プロジェクトが発表されたとき「家庭用ゲーム機用ソフトをプロと同じ開発環境を使って作れて販売できるなんて夢のようなプロジェクトだなぁ」と思ったのですが、PlayStationプラットフォーム用ソフトとしての開発作業は全てソフトウエア開発者が行う必要があるということで、 DXライブラリを使用して開発されたゲームソフトを PlayStationプラットフォーム用にリリースするためには「PlayStationプラットフォームで動くDXライブラリを自作するか、PlayStationプラットフォーム用のライブラリ(又はエンジン)を新たに作成する」必要があるということでした。「これは、DXライブラリを使用してゲームソフトを開発されている方の殆どが蚊帳の外になるのではないだろうか?凄いゲームソフトが沢山あるのに勿体無い!」と思ったので、「Play,Doujin!」のお問い合わせフォームから「PlayStationプラットフォーム用のDXライブラリを開発させていただけないでしょうか?」といった旨のご連絡をさせていただき、 要望を聞き入れていただけて、「PS4 , PS Vita 用DXライブラリ」の開発が始まりました。

DX Library Copyright (C) 2001-2015 Takumi Yamada.


※“PlayStation”は株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの登録商標です。