インターネット映像配信ネットワーク・Netflixのジャパンローンチパーティが1日、東京・六本木の国立新美術館で開催され、Netflixのリード・ヘイスティングスCEO、日本法人のグレッグ・ピーターズ社長、番組出演者らが出席。日本でのサービス開始は9月2日の予定だったが、リードCEOとグレッグ社長のやりとりによって急きょサービスを開始することになり、カウントダウンでその瞬間を祝った。
Netflixで配信される、リアリティショー『テラスハウス』の新シーズン『TERRACE HOUSE BOYS & GIRLS IN THE CITY』のスタジオゲストであり、今回MCを務めた山里亮太(南海キャンディーズ)は「すごいことですよ!」とNetflixの日本上陸に興奮。「エンターテインメントの夜明け。第2章が今から始まるという人もいる」「世間じゃ黒船が来たなんて!」と盛り上がりぶりを伝えた。
リード・ヘイスティングスCEOも「長年努力をして、この日を迎えることができました」と感慨深げにコメント。Netflixオリジナルドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のタイトルについて「"新しい黒がオレンジである"というのが直訳」と説明し、「われわれは黒船ではなく、希望を乗せたオレンジの船」と語ると、山里は「黒船と例えたことを、心から謝罪致します」と笑いを誘った。
その後、Netflixオリジナルドラマのキャストがあいさつ。ウォシャウスキー姉弟監督初のドラマ『センス8』に出演するペ・ドゥナ、本年度エミー賞作品賞ノミネートの『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』からラヴァーン・コックスとウゾ・アドゥバが、それぞれ作品をアピールした。続いて、山里と同じく『TERRACE HOUSE BOYS & GIRLS IN THE CITY』のスタジオゲストを務めるYOU、さらに、新たにその仲間入りをする若手俳優の望月歩も登場した。
出席者が勢ぞろいしたところで、グレッグ社長が「今この瞬間、サービスを開始するというのはどうでしょうか!」と驚きの提案。リード氏も「わかった」と言って、その場でNetflix本社に電話で確認し、「OK!」と前倒しが決定した。そして、「10、9、8……3、2、1!」というカウントダウンで配信がスタート。会場から拍手が沸き起こり、山里は「歴史的な瞬間に関わっちゃった!」と大興奮だった。
その後、さらなるサプライズとして、Netflixでの映像化が決定した『火花』の又吉直樹(ピース)が登場。"火花"と"Netflix"のロゴの入ったハッピ姿を披露し、「感情が表に出にくいタイプなんですけど、今テンション上がっている」と喜びを伝えた。
急きょ日本でのサービスが開始となったNetflixは、独自制作のオリジナルシリーズ、ドキュメンタリー、長編映画などを含め、1日1億時間を超えるTVドラマや映画を月額定額制で配信。マーベルのアクション作品『デアデビル』、ラナ&アンデイ・ウォシャウスキー姉弟監督によるSFサスペンス『センス8』などのオリジナルドラマや、『TERRACE HOUSE BOYS ＆ GIRLS IN THE CITY』『アンダーウェア』『火花』といった日本独自のコンテンツを配信する。
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