「えのうらさあるはだげっとばつかえばい」 昔のRPGのパスワードか! マンガの中の方言が何言ってるか分からなすぎて話題 | ニコニコニュース

……もう一回言ってください(困惑)(画像提供:講談社)
ねとらぼ

 とある漫画の中の方言が分からなすぎてネットで話題になっています。その方言は「えのうらさあるはだげっとばつかえばい くさおがってまってらはんで なんぼがとろけねばまいけど あそこだばいびょん」というもの、まるで某RPGのパスワードのよう。どうやら青森県の方言のようですが……?

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 一見すると日本語とは思えない言葉が並んでいるように思えますが、実は青森県津軽地方出身者にとっては余裕で訳せる内容。青森市出身の筆者がこちらを標準語に翻訳すると「家の裏にある畑を使えばいい、草が生えてきてしまっているから少し片づけなきゃいけないけど、あそこならいいだろう」となります。Twitterには青森県出身者と思われるアカウントから「余裕」「楽勝」などのツイートが。さすがだ……。

 実はこれ、講談社「別冊少年マガジン」で連載中の青森を舞台にした漫画「ふらいんぐうぃっち」の漫画の中の一コマ。横浜から青森に移住した主人公の「真琴」が、植物の勉強のために「使ってもいい農地とかないですかね?」と居候先のお父さんに尋ねるシーン。作中でも上記のセリフを聞いた真琴は意味を理解出来ず困惑した様子をみせています。一見津軽弁の取材は大変そうにも感じますが、作者である石塚千尋さんは青森県出身で現在も青森県弘前市在住とのことで、作中の正確な津軽弁にも納得です。

 「ふらいんぐうぃっち」の単行本は現在3巻まで発売中。放送時期等は未定との事ですがアニメ化も決定しています。一見理解不能にも思える津軽弁ですが、実際は意外とかわいいと評判の方言だったりもします。ぜひアニメでリアルな津軽弁の発音をチェックしてみてください!