自民党の成人年齢見直しに関する特命委員会の提言案全容が1日、判明した。民法で「20歳」と定める成人年齢を「18歳」へ引き下げた上で、「20歳未満」の飲酒、喫煙の禁止年齢を「18歳未満」とすべきだと明記。「未成年者」は禁じられている馬券購入も18歳から可能にするよう求めた。少年法の保護対象年齢の「20歳未満」から「18歳未満」への見直しも提案した。

 飲酒、喫煙などの18歳解禁については、健康への悪影響や少年非行の助長を問題視する声があったが、「18歳を大人と見なす以上、強制的な制限は適当でない」と判断した。党内手続きを経て今月中に政府に提出する予定だ。