フジ凋落の象徴!?実写版『あの花』豪華キャスト発表も「問題はそこじゃない」の声 | ニコニコニュース

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(フジテレビ)公式サイト
日刊サイゾー

 フジテレビ系スペシャルドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(以下、『あの花』/9月21日 後9:00)の追加キャストが1日、新たに発表され、豪華すぎる出演陣に驚きの声が上がっている。

 フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」にて2011年に放送された人気作『あの花』。「超平和バスターズ」というグループを組んだ少年たち6人組の日々を描くファンタジーで、実写版の主要キャストは村上虹郎、浜辺美波など若手俳優6名で構成されている。

 そんな中での追加キャスト発表だが、主人公の亡くなった母に小泉今日子、父に小日向文世、不慮の事故で亡くなったヒロインの母に吉田羊、花火師役に火野正平、さらに上地雄輔、リリー・フランキーなど、まるで大作映画級の布陣を敷いているのだ。

「この面子なら楽しみ」「脇をガッチリ固めてきた感」など一部好意的な意見もあり、確かに見所もあるのかもしれない。しかし、多くのファンからすれば「問題の本質が違う」といったところだろう。

「実写化発表当初から評判は最悪。主要キャストの知名度の低さやイメージを大きく壊すビジュアルから、ご多分に漏れず『原作レイプ』『やってしまったな』とファンから酷評の嵐でした。例え映画並みの豪華キャストで固めても根本的な問題が解決するわけではありません。完成度に自信のない制作陣が、役者の知名度にすがって視聴率を稼ごうとしているのがミエミエですよ」(芸能記者)

 更に、このドラマの放送局は今や「低視聴率の代名詞」にまで落ちぶれてしまったフジテレビ。先月25日にはゴールデン帯・プライム帯全番組で3%台という深夜並みの低視聴率を記録してしまうなど、ネガティブな情報ばかりが取りざたされている。7月に放送された番組で、ヘラヘラと笑う社員が何度もカメラに抜かれ批判が殺到した例などを見ると、社員の危機意識も薄いようだ。

 もはや「惨状」ともいえる状況の中で、21日に放送を迎える『あの花』。脇を固める豪華キャストの登場で注目度が上がり、視聴率を獲得することはできるのだろうか。もしできなければ、凋落を続けるフジテレビを象徴するドラマとして、大きな汚点をまた一つ残すに違いない。

※画像は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(フジテレビ)公式サイト