東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の武藤敏郎事務総長は1日、公式エンブレムとしての使用中止が決まった制作者の佐野研二郎氏に対する賞金100万円を無効とする見解を示した。「支払いに向けた手続き中だったが、支払わないことにしたい」と述べた。

 また、エンブレムを既に使用しているスポンサーに対する補償については、槙英俊マーケティング局長が「まだ計算していない。(エンブレム使用の)権利そのものが消滅したわけではない」と述べるにとどめた。