【ワシントン共同】米メディアは2日、欧米など6カ国とイランの核問題最終合意について、米上院(定数100)の少なくとも34人の議員が支持する意向だと報じた。共和党が多数を占める議会が不承認を決議しても、オバマ大統領の拒否権に対抗できる67票が確保できないため、合意推進にめどが付いた。政権側に大きな追い風となる。

 イラン核合意をめぐっては、イランに対して譲歩しすぎだと批判する共和党側と、核開発のあらゆる道を断つ外交解決の最良手段だと位置付ける政権側の間で、議会による今月17日の審査期限を控え、せめぎ合いが続いていた。

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