埼玉県狭山市などで小学校や中高一貫校、大学を運営する学校法人「文理佐藤学園」の佐藤仁美学園長(44)が2012年から15年にかけ、法人会計から1千万円超を私的流用し、海外の遊園地やカジノを訪れていたことが2日、学園関係者への取材で分かった。

 関係者によると、学園は8月、理事による調査委員会を設置して事実関係を確認。今後、小学校の校長も兼務する佐藤学園長に役職を辞任するよう勧告するとともに、流用分の弁済を求める。

 佐藤学園長は昨年、小学校で米国へ修学旅行に行った際、正規日程の前後に、フロリダ州のディズニーワールドやラスベガスのカジノなどを訪れた。