青森県六戸町の20代の元男性職員が、大学を卒業していないのに「大卒」と学歴詐称したまま約6年4カ月間勤務していたことが3日分かった。勤務態度に問題があり、町が懲戒処分を検討するため経歴を点検した際に発覚した。男性は8月に依願退職している。

 六戸町によると2009年4月、大卒程度が要件の上級一般行政職として採用した。上司への虚偽申告や職務怠慢などがみられたため今年7月、減給の懲戒処分を決めた。

 卒業証明書が未提出で本人に確認したところ、通ったが卒業していないことを認め「勤務しながら卒業するつもりだった」と回答。町も採用の際、証明書提出の確認を怠っていた。