東京五輪組織委員会事務所=1日、東京都港区
共同通信社

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は3日、佐野研二郎氏がデザインした公式エンブレムの白紙撤回から一夜明けた2日に約60件の抗議電話があったことを明らかにした。選考方法や記者会見での対応などを批判する内容で、「非常に厳しいご意見だった」(広報担当者)という。

 組織委によると、問い合わせ窓口に寄せられる電話は通常1日20件ほどだが、この日はエンブレム関連だけで約120件に上り、関心の高さを示した。残りの約60件は新たなエンブレムの選定方法や選考基準の問い合わせだった。組織委のフェイスブックにも「失態」「恥の上塗り」など厳しいコメントが相次いで書き込まれた。