Acer、モジュール組み立て式の小型デスクトップPC「Revo Build」を発表 | GGSOKU - ガジェット速報

Acerは2日(現地時間)、“モジュール組み立て式” の小型デスクトップPC「Revo Build」を正式に発表しました。

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「Revo Build」のメインブロック

このRevo Buildは、“PCに精通していないユーザーでも気軽にPCシステムのアップグレードを行えるようにする” というコンセプトに基づいて開発された製品であり、システムのベースとなるメインブロックに、それぞれ搭載されるパーツや役割のことなる補助ブロックを合体させることで、簡単に機能拡張や性能向上を図ることが可能になるとのことです。

また、ブロック同士の接続には磁力が用いられているため、ブロック同士を重ね合わせるようにして組み合わせるだけでシステムを拡張することができます。

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以下は、メインブロックのスペックと補助ブロックの一例。

メインブロック

OSWindows 10
CPUIntel Petium / Cerelon(※Skylake世代)
RAM8GB(※交換可能)
ストレージ32GB
外形寸法125(W) × 125(D) mm

補助ブロック

  • ホットスワップ可能なポータブルHDDブロック(500GB / 1TB)
  • ワイヤレス充電器ブロック
  • オーディオ機能ブロック(スピーカーおよびマイク搭載)
  • グラフィック強化ブロック(GPU搭載)

なお、メインブロックの発売時点ではポータブルHDDブロックのみが入手可能となり、その他のブロックおよび上記以外の新型ブロックについては順次販売が開始されることとなるようです。

メインブロックはヨーロッパ、中東およびアフリカ市場において249ユーロ(約3万3000円)で10月中にも発売を迎え、その後中国市場にて1999人民元(約3万8000円)で販売が開始されることが明らかにされた一方で、今回補助ブロックの価格に関しては一切の情報が開示されませんでした。

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コンセプトとしては非常に意欲的であり、製品としても大きな可能性を秘めているように思えるRevo Buildですが、いかに魅力的で在り続けられるかは補助ブロックの拡張がいかに精力的かつ長期的に展開されるかに大きく左右されることになると言えます。

仮にいずれ国内でも販売が開始されたとして、購入を決定する前にはAcerがRevo Buildにどこまで “本気” であるのかを見極める必要がありそうです。

[Neowin]