イラン対応で関係再構築=サウジ国王と会談―米大統領

 【ワシントン時事】オバマ米大統領は4日、ホワイトハウスでサウジアラビアのサルマン国王と会談した。サウジと域内覇権を争うイランのテロ支援活動への共同対応を確認すると同時に、7月のイラン核合意に理解を求める。過激派組織「イスラム国」掃討戦やシリア内戦などについても意見交換する。

 両者の会談はオバマ大統領が1月にサウジを訪問して以来、2回目。バイデン副大統領を交えて首脳会談を行った後、昼食会を開催する。米側としては、最近の中東情勢をめぐり温度差が目立っているサウジとの戦略的な関係を再構築したい考えだ。