旅のプロ直伝!旅先で仕事をする8つのヒント | ニコニコニュース

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Inc:「よく働き、よく遊べ」。この言葉は、昔からよく言われています。でも、実際に「仕事」と「遊び」の区別ができない生活を送るとしたらどうなのでしょうか。

在宅勤務のエキスパートの生活を例にあげてみましょう。ここで紹介するのは、一流の新興旅行会社であるGogobotのシニアコミュニティマネージャーのAudrey Lo氏の例です。彼女はたとえるなら、『冒険野郎マクガイバー』の実業家版で、急行列車の締め切りを支配したり、世界中の冒険者のチームを管理しています。Audrey氏はここ2、3年の間、自宅で3カ月以上過ごしたことがありません。そういう意味では、彼女をつかまえて彼女の旅行のコツを聞くことができたのはかなりラッキーでした。

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世界中を旅行して戻ってきてから、Audrey Lo氏は仕事と旅の体験を最大限に活用するために、旅先で仕事をするプロならではの8つのヒントを思いつきました。そのヒントは、次の通りです。

1.どこでもインターネットを利用できるようにする

2013年のことです。Audrey氏はパリに旅行に行きました。エッフェル塔の下にいた彼女が手にしていたのは、iPadです。仕事のスケジュールをカリフォルニア時間で調整する必要があったり、納期に間に合わせるべき仕事があったり、また、仕事のために電話をする必要もありました。こんなことは日常茶飯事のため、彼女は仕事と旅の垣根がないことを自覚します。また旅中、インターネットは常に空港やホテルで利用可能とは限らないということを思い知りました。

Audrey氏は、さまざまなデバイスにすぐに接続できるモバイルホットスポットを持ち歩くことを勧めています。ロックのかかっていない電話を持って行き、その地域のSIMカードを手に入れるか、または別の国のホットスポットを利用することで使用できるでしょう。

2.バーチャルガイドを利用する

重い旅行ガイドブックを捨てて、iPhone、Android用のGogobotのようなネット上の旅行アプリを試してみてください。Audrey氏は、Gogobotを利用して予定表を作って整理し、友人や地元の人達と情報を共有しました。このアプリの内容は、登録者がどのような旅行者であるかということに基づいてカスタマイズされるため、旅行での心配事をひとつ減らしてくれるのです。

3.地元民になる

Audrey氏はHomeawayやCouchsurfingなどのプラットフォームを利用しています。彼女はベッドに寝そべりながら、セントピーターズバーグでミュージシャンの一団とカウチサーフィンをし、チューリッヒでは海外に住んでいるアメリカ人の教授と、サイゴンでは更正したストレス中毒の投資銀行家とカウチサーフィンをしたのです。彼女は世界中に生涯の友人を作り、その友人たちとかけがえのない経験を共有しています。

4.バックアップ用の電子装置を持って行く

海外にいる時は、おそらく一日中外にいることになるでしょう。カフェに立ち寄り、サイゴンのバイクで一杯になった騒がしい通りに面した所でタイピングをしたり、バリのビーチでEメールを送ったりすることになるでしょう。旅行先によっては、ガジェットの充電をするためのコンセントがないこともあります。携帯の予備バッテリーや予イヤフォンを持って行けば、もしもの場合の備えとなるでしょう。

5.オフシーズンに予約を取り、旅行する

ルーブル美術館の写真を撮る時に、何千もの観光客がエキストラのようにいるところを撮りたい人はいないでしょう。モバイルオフィスを利用する企業家になれば、1年中いつでも旅行に行けるようになる素晴らしいメリットがあります。Audrey氏は飛行機代、ホテル代、各種利用料金を節約するために、9月から11月、もしくは1月から3月にかけて旅行をすることを勧めています。

6.空港で列を作って待つのを止める

空港に行って100ドル以下の代金を支払えば、TSA事前チェックができ、さらにグローバルエントリーカードを入手することができます。アメリカンエクスプレスプラチナカード会員であれば、これにかかる費用を払い戻してもらうこともできます。

7.引越しを考えてみる

ノマドワーカーのための情報サイトNomad Listは、遠い地に住み、そこで働くための最良の場所を見つけるのに役立つウェブサイトなので、ここを手始めに利用すると良いでしょう。ノマドリストは世界中のコワーキングスペースを見つけ、旅先での生活費を算出するのに役立ち、都市の治安評価や生活の質に関する情報まで紹介されています。彼女の場合、常に女性1人で旅行するため、こうした情報はとくに重要なことなのです。

8.休暇を取る

こうやって動き回っていると疲れてしまうので、時には休暇中の休暇が必要になります。Audrey氏は、普通のワークスタイルを経験したことがなく、5年以上オフィスで働いたこともありません。また、彼女はだいたいカリフォルニア時間で働く必要があるため、一般的な週40時間労働がどういったものか、その贅沢さを忘れているとも言えます。その典型例として、アジアに旅行した際、Audrey氏は、夜中の2時過ぎに電話会議に出ているのです。止まることを知らない仕事の一方で、「自分の時間」を作ることが重要だと言います。仕事のかたわら、海外での「自分時間」を楽しめるようにスケジュールを立てなければなりません。

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Leonard Kim(訳/コニャック)
Photo by Shutterstock.