篠原涼子『アンフェア』雪平役、最初は「やりたくなかった」 | ニコニコニュース

周囲への感謝の気持ちを語った篠原涼子
シネマトゥデイ

 女優の篠原涼子が5日、都内で行われた映画『アンフェア the end』の初日舞台あいさつに出席。テレビシリーズから約10年続いた人気シリーズもいよいよ完結を迎え、大勢のファンに祝福された篠原は「幸せすぎますね」と感無量の表情を見せた。その一方で、ドラマが始まる前には主人公・雪平夏見役に対して「やりたくない」と思っていたという意外なエピソードも明かした。

映画『アンフェア the end』公式サイト

 ドラマ撮影前の打ち合わせを振り返り、篠原は「最初に言われたのが『ハードな雪平で、すごくバリバリなキャラクターでお願いします』って。そのときには『そんなハードなキャラクターはやりたくない、もっとクールなのがいい。そんなのだったら他の人に譲ってください』って、小生意気な32歳のわたしは言っていたんです」と述懐。それが今ではすっかり篠原の代表作ともいえる作品に成長し、「けれど、こうして今ここに立っていられるのは心の広い皆さまのおかげだと思っています」と感謝の気持ちを語った。

 本作では大胆なシーンにも挑戦しているが、冒頭のシャワーシーンは篠原の提案だったそうで、「ドラマから観ていただいている方はわかると思うんですけど、裸で始まっているんですよ。だから裸で終わらないと『アンフェア』っぽくないなと思って」と話していた。

 この日はほかに、佐藤浩市、永山絢斗、阿部サダヲ、加藤雅也、寺島進、AKIRAと主要キャストが勢ぞろいしたほか、佐藤嗣麻子監督も出席。篠原の魅力については佐藤浩市が「前作から4年たっても全く美しさに変わりない」と褒めると、寺島も「メイクして良し、スッピン良し、脱いでも良し、酒飲んで良し、コメディーも良しで、こんな完璧な女性がいるのかと思って」と褒めちぎり。黒いセクシーなドレスでこの日も視線を集めていた篠原は、「いつも寺さんはそう言ってくれるから、この10年はずっと木に登りっぱなしで」と恐縮していた。

 同作は2006年1月期にテレビシリーズがスタートし、テレビスペシャル、劇場版と展開してきた人気シリーズの完結編。国家の陰で暗躍する一団に関する機密を手にした警視庁捜査一課の女性刑事・雪平が、壮絶な戦いに身を投じる姿を描く。(中村好伸)

映画『アンフェア the end』は公開中