日韓併合と竹島問題を完全に失念、安倍総理は「戦後70年談話」で韓国にケンカを売った! | ニコニコニュース

日韓併合と竹島問題を完全に失念、安倍総理は「戦後70年談話」で韓国にケンカを売った!
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鈴木宗男・新党大地代表と、元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏による対談講演会「東京大地塾」。

今回のテーマは、安倍総理による「戦後70年談話」の徹底検証だ。何が言いたいのかよくわからないとの批判もあった70年談話だが、宗男・佐藤両氏の分析にかかると、問題点がこれだけ浮き彫りになった!

■戦後70年談話で日露戦争に言及し、韓国にケンカを売った安倍総理

鈴木 安倍総理が戦後70年談話を出されました。当初、「お詫(わ)び」「反省」「植民地支配」という言葉が使われないといわれていましたが、それらの言葉はすべて使われております。私は「日本がやったことは率直に明記すべき」だと思います。しかし、今回の談話は主語が見えない。加えて、私が特に違和感を持っている部分が、ここです。

「日露戦争は、植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました」

実はロシアは当時、植民地支配をしてないんです。なのに、なぜこんなことになったのか。このあたりも佐藤さんに教えていただければありがたいなと思っています。

佐藤 その日露戦争のところですが、70年談話ではこう言っています。

「(19世紀、アジアに押し寄せた植民地支配の危機感は)日本にとって、近代化の原動力になったことは間違いありません。アジアで最初に立憲政治を打ち立て、独立を守り抜きました。日露戦争は植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました」

「日露戦争は」以下の部分は学者答申の中に入っていませんでした。ということは、後で誰かから小耳に挟んで入れちゃったんでしょうね。

鈴木 戦後70年談話で、なぜ110年も前の日露戦争に話が飛ぶのですか?

佐藤 官邸には外務省から兼原信克さんという“すごい戦略家”が行っています。この方は日経新聞出版から『戦略外交原論』という本を出してるんですが、そこに「(イギリスの)名誉革命の結果、マグナ・カルタが採択された」とあります。

名誉革命は1688~89年、マグナ・カルタ採択は1215年です。時間が四百数十年くらいズレて、時代が逆転しても問題ない人ですから、40、50年の逆戻りは誤差のうち。唐突に日露戦争が出てきても関係ないんでしょう。

それはともかく、この談話は確実に韓国にケンカを売っているんです。日本は日露戦争の5年後、1910年にどの国を併合しました? 韓国です。これ、客観的に見て植民地にしたわけですよね。

「日露戦争は、植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました」とのことですが、その中には韓国は入らないということですよね。こんなことを書いて韓国人が怒らないはずがない。

しかも、1905年1月、日本に来襲するロシア・バルチック艦隊の見張り所を造るために、日本政府は竹島を日本領だと宣言しました。韓国はそれが日本の侵略の第一歩だと認識している。

つまり、日韓併合と竹島問題をこの70年談話は完全に失念してるんです。ところが、安倍総理は韓国に思いっきりケンカを売ってることに、おそらく気がついていません。

*この続きは、『週刊プレイボーイ』37号(8月31日発売)にてお読みいただけます!

(取材・文/小峯隆生 撮影/五十嵐和博)

●鈴木宗男(すずき・むねお)

1948年生まれ、北海道出身。新党大地代表。2002年に国策捜査で逮捕・起訴、2010年に収監される。現在は2017 年4月公民権停止満了後の立候補、議員復活に向け、全国行脚中!

●佐藤優(さとう・まさる)

1960年生まれ、東京都出身。外務省時代に鈴木宗男氏と知り合い、鈴木氏同様、国策捜査で逮捕・起訴される。外務省退職後は大宅壮一ノンフィクション賞を受賞するなど、作家・評論家として活躍

■「東京大地塾」とは?

毎月1回、衆議院第二議員会館の会議室を使って行なわれる新党大地主催の国政・国際情勢等の分析・講演会。鈴木・佐藤両氏の鋭い解説が無料で聞けるとあって、毎回100人ほどの人が集まる大盛況ぶりを見せる。次回の開催は9月18日(金)。詳しくは新党大地のホームページへ