長崎大医学部記念講堂で講演する映画監督の山田洋次さん=5日午後、長崎市
共同通信社

 長崎市の長崎大医学部記念講堂で5日、有志でつくる「平和憲法を守る長崎ネットワーク」が反戦を訴える集会を開き、映画監督の山田洋次さんが講演した。山田さんは、約400人の来場者を前に「中国人が日本人に歯向かうなんて、とんでもないと思っていた」と戦時中の少年期を回顧。「歴史を認めて(中国人に)何度でも謝らないといけない」と、現在の心境を語った。

 戦時中を満州で過ごした山田さんは、一緒に馬車に乗った知人が中国人の馬車夫の頬をたたいていたエピソードを紹介。「中国人への差別意識の上に戦争が起こった」との認識を示した。