18km先の文字が読める。約2億5000万画素デジカメをキヤノンが開発

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光学ズーム×電子ズームで18km先を飛んでる飛行機を撮影、4万分の1(たぶんアイコンサイズ)にトリミングして拡大したところ、飛行機の機体文字が識別できたそうな。いやー。よくわかりません。

2010年の段階で、1億2000万画素APS-HサイズのCMOSセンサーを開発していたキヤノン。その次世代モデルとなるのでしょう。同じくAPS-Hサイズ2億5000万画素のセンサーの開発に成功したそうです。フルHDの125倍、4Kの30倍ですよ。アクション映画で見るような、衛星で捉えた地表の画像を極限までデジタルズーム。あんなプレイができるセンサーだと思うと、今からEFレンズ集めておいたほうがいいのかとか、ちょっと焦ってしまいます。

テクノロジーのキーポイントは信号の読み出し速度。スキャナを改造して作った1億画素超のデジカメ(ラインスキャンカメラ)もありますが、コヤツはつまるところスキャナそのものなので実質的な露光時間は激長。ポートレートをとろうものなら、江戸時代の銀板写真のようにじーーーーーーーっとしていなければなりません。対してキヤノンの新センサーは1秒間に12億5000万画素もの信号読みだしを可能としています。

キヤノンはこの技術の、特殊監視・防犯機器への応用や、超高精細計測機器・産業機器への応用、映像表現分野への応用などを検討していきます。

監視カメラにこのセンサーを使うだと...! つまり毛穴の奥はもちろん眼球の虹彩なども超絶ズームできると。...不審者が「セクハラですっ!」と言ってくるシーンを思い浮かべてしまいました。


source: キヤノン

(武者良太)

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