足止め難民1万人超到着=与党内に受け入れ批判も―ドイツ | ニコニコニュース

 【ベルリン時事】ハンガリーで足止めされていた中東などの難民や移民らは6日までにオーストリアを経由して続々とドイツに到着した。独メディアによると、1万人を超えている。メルケル首相の受け入れ決定に与党内から批判が上がっており、難民への対応は今後も議論になりそうだ。

 オーストリアと接し、難民が殺到した南部バイエルン州のヘルマン内相は受け入れ決定過程に州は関与していないと批判した。最大与党キリスト教民主同盟の姉妹政党で同州を基盤にするキリスト教社会同盟は受け入れを「誤った決定」と問題視。6日の連立与党の会合で、流入抑制を要求する考えだ。

 一方、ハンガリーでは首都ブダペストなどから新たに数百人が徒歩でオーストリア方面に向かった。ブダペスト東駅周辺では、5日のバス移動により難民の人数は減っていたが、再び約1000人が集まり、出国を求めている。

 メルケル首相は5日夜、ハンガリーのオルバン首相と電話で話し、今回の難民受け入れはハンガリーとオーストリア国境の緊急事態を受けた「例外措置」だったことを確認した。

 独政府は今年の保護申請者数が最大80万人になると予測。最終的に100万人に膨れ上がるとの見方もある。独メディアは連邦や州、市町村の難民対応費用が今年、概算で約100億ユーロ(約1兆3000億円)に上る可能性があると報じている。