プミポン国王、肺炎など発症=容体は改善―タイ王室発表

 【バンコク時事】タイ王室事務局は7日、首都バンコクの病院に入院中のプミポン国王(87)が肺などに炎症を起こし、治療を受けていると発表した。

 発表によると、国王は3日、高熱や血圧低下などの症状が出た。検査の結果、右の肺などに炎症を起こしていることが分かった。細菌感染によるもので、医師団は抗生剤などを投与。7日現在、血圧は正常で、熱もほぼ通常の水準まで下がったという。

 体調不良で入退院を繰り返しているプミポン国王は5月末に再入院し、脳の髄液を除去する処置を受けたが、その後回復。入院先の病院で8月23日に行われた内閣改造に伴う新任閣僚の宣誓式に出席した。