爆発が起きた中国山東省東営市の化学工場=2日(新華社=共同)
共同通信社

 【北京共同】中国メディアは6日、山東省東営市の化学工場で8月31日に起きた爆発の死者が当初の報道から大幅に増え、13人に上ったと伝えた。ネット上では、国家の威信を懸けた3日の「抗日戦争勝利記念」の軍事パレードが終了するまで、死者や行方不明者の情報を隠したのではないかとの批判が出ている。

 当初は死者1人と報じられていたが、5日になって東営市政府が13人だと公表した。負傷者は25人。

 東営市政府はパレード翌日の4日「死者12人」と公表。5日には「雨の中の緻密な捜索救助活動で13人の死者を発見した。行方不明者はない」と発表した。