6日、ドイツ南部ミュンヘンに列車で到着し歩きだした難民ら(ロイター=共同)
共同通信社

 【ミュンヘン共同】内戦が続くシリアなどから欧州に流入した難民や移民らを乗せたオーストリア発の特別列車が5日から6日にかけ、ドイツ南部ミュンヘンの中央駅に次々と入った。DPA通信は7日、地元当局の情報として2日間で約2万人が到着したと伝えた。

 難民の波は7日以降も収まらないとみられ、警察当局は「このまま流入が続けば、受け入れ能力の限界に近づく」として、早急な対策が必要だと警告した。メルケル首相はベルリンで連立与党の党首を集め、難民対策を協議した。

 報道によると連立与党内では、今回の難民らの受け入れを認めたメルケル氏に対し、批判の声も上がっている。