AIIB初代総裁、初の国外訪問先は韓国に決定・・・「中韓の接近を示す」と韓国メディアが歓喜 | ニコニコニュース

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 中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の初代総裁である金立群氏が8日から9日にかけて韓国を訪問することに対し、中国メディアの環球網は8日、「韓国メディアが中韓の距離の近さを示すもの」と歓喜したことを伝えた。

 記事は、金立群氏のAIIB総裁としての初の国外訪問先が韓国となったことを紹介し、韓国メディアの報道を引用したうえで「金立群氏は8日に韓国の崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)経済副首相兼企画財政部長官と会談する」と紹介。また、崔企画財政部長官は韓国の人材がAIIB内で登用されるよう金立群氏に要請する方針だと伝えた。

 また、AIIBの57の創設メンバーである国と地域のうち、AIIB総裁にとっての初の訪問先が韓国となったことについて、韓国メディアが「中韓関係が近年、極めて接近していることを反映したもの」と喜びを示したことを紹介し、韓国人をAIIBの副総裁に選任するかどうかについて議論を交わす可能性もあるなどと期待を示したと報じた。

 さらに、別の韓国メディアが「日本と米国がAIIBに参加していないことは韓国にとっては有利」と報じたことを伝えたほか、韓国だけでなく、世界の企業および金融機関が中国の一帯一路戦略に関心を抱いており、AIIB総裁の韓国訪問は「韓国がインフラ産業において、世界の企業および金融機関と協業するうえでの重要な契機になる」と期待を示したことを伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)