双頭のブタ、四脚のひな鳥・・・中国で報道相次ぐ、環境汚染との関係を懸念の声も | ニコニコニュース

サーチナ

 「双頭の鷲」と言えばヨーロッパの由緒正しき紋章というイメージがあるが、これが「双頭のブタ」となればその趣はまったく異なってくる。中国国内ではこのほど「双頭のブタ」や「四脚のニワトリ」といった動物が相次いで見つかり、複数の中国国内メディアが報じている。

 鳳凰網は8月31日、天津市西青区辛口鎮にある村で同28日に2つの顔、3つの耳を持つ子ブタが見つかったと報道。現地にあるお寺の近くで見つかったという。2つある頭が重いため立つことができず、見つけた人が粉ミルクを与えているとのこと。子ブタはそれを両方の口から摂取するのだという。

 人民網は4日、四川省綿陽市に住む73歳の元医師が8月に旅先の黒龍江省で四脚のニワトリの雛を発見、農家から譲り受けて持ち帰ったエピソードを伝えた。この雛は通常の雛と同様2本足で歩いているが、よく見ると尻の部分に別の小さな足が2本生えているのが分かる。しかも、尻も2つあってどちらも排泄機能を備えているとのことだ。

 記事は、多くの動物学者に共通する解釈として、四脚のニワトリは胚胎の発育中、正常な細胞分裂が行われなかったことが原因の可能性があるほか、外的環境に突然の変化が発生した、あるいは遺伝的なものの可能性があると紹介した。

 なお、7月末には広西チワン族自治区南寧市のヘビ飼育業者が双頭のヘビを孵化させ、動物園に預けたとのニュースもあった。広西新聞網の8月10日付報道によると、通常のヘビ同様に脱皮をするほか、2つの頭どうしで「ケンカ」までするとのことである。

 中国版ツイッターの微博(ウェイボー)では、異常のある動物の報道が相次いだことで、深刻な環境汚染との関連を懸念する声も寄せられている。(編集担当:今関忠馬)(写真は中新網の8月28日付報道の画面キャプチャ)