ハンガリー南部レスケで、難民の子どもを蹴る女性カメラマン(手前左から2人目)の画像=8日(AP=共同)
共同通信社

 【レスケ共同】ハンガリー南部レスケで8日、同国の極右系メディアの女性カメラマンが難民らの子どもを蹴るなどした映像がインターネット上で流れ、非難が殺到した。同メディアはこのカメラマンを即日解雇した。

 地元の報道によると、このメディアは排外主義を掲げる極右政党「ヨッビク」に近いとされる。左派系政党はカメラマンを捜査当局に告発。ハンガリーの人権擁護団体は、カメラマンが1~7年の禁錮刑を科される可能性があるとした。

 映像では、セルビア国境を越えて来た難民らが逃げる際に、ビデオカメラを肩にかついだ女性カメラマンが難民の女の子のひざを蹴ったりする場面が写っている。