日経平均終値は35円安、週末入りを控えて様子見ムード | ニコニコニュース

 11日の日経平均株価は前日比35円40銭安の1万8264円22銭。朝方は175円安まで売られて始まったものの、すぐに買い戻しが入りプラス圏に浮上。前日は終盤に下げ渋る動きを見せていたこともあり、底堅い展開となった。ただ、週末入りとあって積極的な買いは見られず、その後は前日終値近くで推移。引けにかけてはやや手仕舞い売りに押された。

 個別では、非上場化を一時検討も断念と伝わったソフトバンクグループ <9984> や、1Qの営業益は4000万円にとどまったHamee <3134> が下落。3Q決算発表を受けて材料出尽くし売りとなったTASAKI <7968> や、大手証券が目標株価を引き下げたローム <6963> も売られた。

 半面、今期の営業益予想を1600億円に上方修正した積水ハウス <1928> や、同社技術の発明者の研究論文が有力科学誌に掲載されたカイオム・バイオサイエンス <4583> が上昇。生誕35周年の記念に「純金パックマン」を発売するバンダイナムコホールディングス <7832> も買われた。

 業種別では石油石炭製品、電気機器、輸送用機器が下落。一方、小売り、水産・農林、不動産は上昇した。(編集担当:松浦直角)